水いぼ切除時の痛みの緩和を図るため、表面麻酔用シールを1時間程度貼った後に処置を行います。
状況によって内服(ヨクイニン)治療も可能ですので、ご相談ください。
水いぼとは?
伝染性軟属腫ウイルスの感染によっておこる皮膚の伝染性の病気で、俗に"水いぼ"と呼ばれています。乳児から小児に好発し、感染力はそれほど強くありません。肌と肌が接触することによる接触感染の他に、タオルなどを介する感染も考えられます。保育所、プール、お風呂などで感染することが多いようです。
大人でも免疫のない場合や免疫力の低下している場合には、うつることがあり、特にアトピー性皮膚炎のある人は、皮膚のバリア機能が低下しているためにうつりやすいようです。
通常は半年~1年程度で自然に治ってしまいますが(患児の95%は1年以内に自然治癒)長い場合には1年以上続き、その間大きくなったり増えたりするため、状況によって適切な治療をおすすめしています。
症状は?
1~5ミリ大の肌色からすこし赤みを帯びた丸いツヤツヤした柔らかいイボで、大きいものでは中心に僅かな凹みができます。中には白いチ-ズ状(粥状)のものが入っています。この中に、ウイルスがたくさん含まれており、これが付くことでうつっていきます。
身体の胸や腹などの皮膚の薄い部分やわきの下などの擦れる場所に多くみられます。痒みを伴うこともありますが、ほとんどの場合自覚症状はありません。
治療は?
当クリニックで行える治療には、切除、硝酸銀療法、ヨクイニンの内服などがあります。
①切除法は、水いぼ治療用のピンセットで、1個ずつ丹念につまみとります。この方法が一番確実ですが、1回の治療で全部とりきることは困難です。
(※切除する前に痛みを和らげるために表面麻酔用のシールを貼って行います。)
②硝酸銀療法は40%硝酸銀液を水いぼに塗布し取りやすくします。数が多い場合やいぼが小さくてピンセットでつまみにくい場合には、この方法が適しています。この方法は痛みがほとんどありません。
硝酸銀が周囲の皮膚に付着すると、周りが傷になってしまう事がありますので、動いてしまうお子様には安全のため治療をお断りする場合があります。治療後に色素沈着(茶色くシミのようになります)を生じる事がありますが、1~2ヶ月で自然に消えてしまいます。
上記①②の方法は1度で取りきれることもありますが、遅れていぼができることもあるので、完全に除去するまでには数週間かかります。
④ヨクイニンの内服による治療は、今まで紹介した治療とは異なり、漢方薬のヨクイニンを服用するという治療です。しかし飲んですぐいぼが消えるわけではなく、飲んでいるといぼの増加が押さえられたり、いぼの消失が早まるといった効果が見られ、治癒までに2.3カ月程かかります。
日常のケア